第35回ワークショップ
動的神経筋安定化・発達運動学的アプローチ
Aコース
「赤ちゃんの動きを利用したトレーニング」として、日本でも注目を集めるようになった動的神経筋安定化・発達運動アプローチにおける臨床専門家のための講習会です。
このワークショップは、今年度で7年目の開催となり、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど、世界的に開催されているワークショップを再び日本で開催致します。
最新の研究により、安全な関節運動の制御において深部、中核ーコア、安定性筋群の存在とその影響が関与していることが明らかになっています。これは、生体力学と神経生理学の必要性が非常に複雑な特に脊柱関節において明らかとなっています。
機能的安定性の理解が進んだことを中心として、内在運動システム安定化の新たな治療方法が世界的にリハビリテーション専門家の間で注目されています。
パベル・コーラー氏(Pavel Kolar, PT, Paed Dr)は、短期間で内在システムを活性化させ、機能向上の活性化レベルを到達する独自の先駆者的徒手的アプローチを展開しました。発達運動学の原理ー徒手的医学プラハスクールによって確立された運動システムの発達における神経生理学側面を基本とし、コーラー氏は、臨床治療の選択において期待できる新たな方向性を発展し続けています。3日間のコースにより、これらの手技・方法を学びます。
このコースは2名の講師により行われます。チェコプラハスクールから、Magdalena Lepsikova氏をお招きします。Magdalena Lepsikova氏は、プラハスクールにて直接 Lewit 氏、Kolar 氏より指導を受け、Kolar 氏により、認定インストラクターとして認められ、ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリアなどで講義を行っていらっしゃいます。
Clare Frank 氏は、マッスルインバランスに対する理学療法のパイオニアと言えるヤンダ氏やシャーマン氏による直接指導を受け、機能的リハビリテーションアプローチで知られるチェコプラハでの教育を受けており、現在はカリフォルニアの Kaiser Permanente Movement Science Fellowship にて講師として活躍している教育経験、臨床経験が大変豊かな理学療法士です。
日本語通訳は、DNS認定理学療法士とDNS講習会の受講経験ある臨床理学療法士2名で対応致します。普通通訳では理解が難しい医学用語が多い講習会を、日本語でわかりやすく受講できることを目的としております。臨床でご活躍の皆様のご質問に、丁寧にお答えいたします。
このコースの目的
- 発達運動学の基本を説明します。
- 一才児における発達と成人における運動システムの病理の関係を説明します。
- 呼吸パターンの不全の評価と修正(治療)を学びます。
- 運動反射(Reflex Locomotion)の前進と支持機能ー運動反射の鍵となる原理を説明します。
- 基本的な運動反射ー反射性寝返り、反射性腹這いなどの基本を学びます。
- 脊柱安定システムの評価と動的神経筋安定化と運動反射の原理に基づいた深部安定性システムの治療の基本を紹介します。
プログラム
8月21日(金曜日)
08:30 受付開始
09:00 講義開始
09:00 - 10:30 動的神経筋安定化発達運動学的モデル概論(講義)
10:30 - 10:40 休憩
10:40 - 12:30 動的神経筋安定化発達運動学的モデル概論(講義)
12:30 - 13:30 昼食(各自持参でお願い致します。)
13:30 - 15:00 新生児の発達(講義)
15:00 - 17:00 脊柱安定化システムの評価(講義)
17:00 - 17:10 休憩
17:10 - 18:30 脊柱安定化システムの評価(実技)
8月22日(土曜日)
09:00 - 10:00 脊柱安定化システムの評価(実技)
10:00 - 10:10 休憩
10:10 - 12:30 運動反射 反射性寝返り(講義)
12:30 - 13:15 昼食(各自持参でお願い申しあげます。)
13:15 - 15:00 運動反射 反射性寝返り(実技)
15:00 - 15:10 休憩
15:10 - 16:00 運動反射 反射性腹這い(講義)
16:00 - 17:00 運動反射 反射性腹這い(実技)
17:00 - 17:10 休憩
17:10 - 18:15 発達運動学の基本に基づくダイナミックな運動療法(講義)
19:00 懇親会(詳細は1ヶ月前にご連絡致します。)
8月23日(日曜日)
09:00 - 09:30 質疑応答
09:30 - 11:00 発達運動学の基本に基づくダイナミックな運動療法(実技)
11:00 - 11:20 休憩(スナック・軽食をご用意致します。)
11:20 - 13:00 発達運動学の基本に基づくダイナミックな運動療法(実技)
13:00 - 13:30 総括・修了書授与
13:30 - 15:30 個別質疑応答:ご質問がある方に個別にお答え致します。
講義・実技の進行によりスケジュールの変更がございますが、初日開始、最終日終了時間は、変更なく行う予定です。
講師:
Magdalena Lepsikova PT, PhD
モトル病院理学療法士(チェコ・プラハ)、DNS認定インストラクター、ボイタ法認定理学療法士
Clare Frank MS, PT, OCS
Kaiser Permanente ロサンゼルス カリフォルニア DNS認定インストラクター
日本語通訳チーム代表:
小倉秀子 DPT
Kaiser Permanente サウスサンフランシスコ カリフォルニア DNS認定理学療法士
時:2015年8月21日-23日
場所:北海道大学 大学院保健科学研究院 4階運動療法実習室
http://www.hs.hokudai.ac.jp/access/index.html
定員:36名(定員になり次第締め切り)
参加費:
一般料金:89000円
(すべての料金は、プラハスクール登録料金80ユーロを含みます。)
一般早期割引料金:2015年5月21日までにお申し込みの方 87000円
日本理学療法士協会会員の方には以下の割引料金が適応されます。
- 2015年5月21日までにお申し込み・ご入金の方 69000円
- 2015年5月22日以降にお申し込みの方 71000円
お申し込み手順:
- ご参加は以下のホームページへアクセス、または電子メールで「DNS Aコース参加希望」と記入してご連絡下さい。昨年度のワークショップにご参加の方は、参加ワークショップ名をご記入下さい。
- 空席状況のお知らせが届きます。その後、以下の口座へ受講料ご入金をお願い申し上げます。
- 海外から講師を招待するため、キャンセルはご遠慮下さいます様お願い申し上げます。航空券購入などの都合上、講習3ヶ月前以降(2015年5月20日以降)のキャンセルには返金をすることができませんので、あらかじめご了承下さい。
振込先:
マニュアルセラピーインターナショナル
小倉秀子(おぐらひでこ)
三井住友銀行世田谷支店
口座番号:1101224
ご参加お申し込み先:
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