参加者の方からのエッセイ
Leo and Christine Remoquillo

春―希望、新生、成長の季節。美、幸、共をもたらす季節。マ ニュアルセラピーインターナショナル東京(MTI Tokyo)は、私達にとって春そのものです。MTI Tokyoは希望を、そして臨床家にリハビリテーション医学の最新の情報、リサーチ、研究そして技術を学ぶ機会を与えてくれます。このような知識は、リハビリテーション医学における臨床家のさらなる医療・管理向上を促進します。

私達は、フィリピンの理学療法士です。私達の国の理学療法士をとりまく環境は、悲しむべき状況にあります。卒後教育、研究、そして就職までも、その機会は大変限られたものです。それは、悲しいことです。なぜならば、現実的な理由から、優秀で技術を持った理学療法士が、理学療法とは程遠い職場で働か ざるを得ない状況にあります。重大なその理由は、理学療法士自身が理学療法の専門性の発展を見ることができないということにあります。

専門家としての成長は、その専門や職業に不可欠な因子です。だからこそ、私達はMTI Tokyoからのワークショップへの参加招待を受けた時、このような素晴らしい機会に深く感謝し、大変光栄でした。

2004年3月18日、私達は、日出る処の国、日本に到着しました。その国の美しさ、清潔さ、気候、やさしくもてなしの心ある人々に、感銘を受けました。ワークショップに参加した他の日本人の方々によると、日本が最も美しい春という季節に訪問したのは、とても幸運だとのことでした。

すべてのワークショップはとても興味深く、優れており、情報が豊かでリハビリテーションの臨床に密着した内容でした。講師の方々は、非常に優秀でした。ワークショップは、実技の時間が設けられているため、講義の間に説明されデモンストレーションが行われた技術を、すべての参加者が実技練習を行って 習得することができました。さらに講師の方々は、すべての参加者がその技術を適切に遂行することができるように、各グループをまわってひとりひとり指導を行いました。このように、参加者が講師から直接指導を受けながら、実技練習を行うというワークショップはなかなか見つけることができません。

もうひとつ、私達が感じたのは、フィリピンの理学療法士が取り入れるべきことは、日本の理学療法士の方々の研究熱心なところです。

私達は、MTI Tokyoが、このようなワークショップへ参加者として招待して下さったことに、とても感謝しています。講義のほかに、私達は大阪労災病院のリハビリテーション部門を見学する機会も頂きました。MTI Tokyoの活動にご協力して下さったすべての方々に感謝を申し上げます。小倉秀子氏は、私達の訪問 が順調でありますように、到着した日から出発の日までお手伝い頂きました。江郷功起氏は、とても親切で頼りになる存在でした。スポンサーであるワークショップの参加者と支援企業の方々のご理解・ご協力のお陰で、私達の訪問が可能となりました。田上光男氏とそのご家族には、ホームステイをさせて頂き 、私達にとって第2の家族のようになりました。Rosaline Felipe氏には、様々な支援、ご指導そしてお心遣いを頂きました。すべての講師の方々、大阪労災病院のスタッフの皆様、神戸大学の先生やスタッフの方々、Nurul Arefin氏、Sharmin Arefin氏、すべてのワークショップの参加者の皆様、そして最後に、東京でお世話になりました青山ご夫妻と湯本氏に心からの感謝を申し上げます。

私達は日本でこのように素晴らしい経験をすることができ、大変幸運でした。すべての思い出、私達の友達となった人々を一生大切にしていきます。私達は、日本で得た経験と知識をフィリピンの同僚の理学療法士や学生と共有していきます。最後にもう一度、MTI Tokyoが「春の季節」を私たちの専門に下さったことに感謝します。

"Mabuhay kayong Lahat!”

Leo and Christine Remoquillo




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