第2回 (2002年8月3日)
勤労者リハビリテーションにおける理学療法評価

米国では、Occupational Health(勤労者医学)における理学療法の役割が大変重要視されています。この講習は、勤労者医学の基礎を、EBM(Evidence Based Medicine)の理念に基づき、最新の評価機器を紹介・使用も含め、デモンストレーションと実技を多く取り入れて学ぶワークショップを行いました。

講師には、勤労者医学理学療法クリニックにおいて活躍中で、米国とカナダで臨床経験があるCourtney Bean氏をお招きし、特に勤労者医学において、理学療法士に必要とされている以下の4点について重点的に学びました。

1) 適切な治療と継続的な患者ケアができること
2) 適切なゴール設定ができること
3) 効果的な治療テクニックの検討ができること
4) 治療効果の適切な記録方法

Courtney Bean氏は、勤労者医学における理学療法のワークショップで講師としても米国やカナダなどで活躍しています。勤労者医学を深く学びたい団体の方で、出張でワークショップをご希望の場合、まずはメールでご連絡下さい。

講師紹介:
Courtney C Bean氏

現在、米国オークランドのKaiser Permanenteにて勤労者医学部門のディレクターとして活躍。勤労者医学理学療法部門の運営のみならず、患者治療、臨床教育を行う。患者の職場環境の整備を援助するwork station and ergonomic committeesにて、勤労者指導を実践的に行う。1991年から1996年にかけてカナダ・トロント大学にて理学療法学、微生物・人類生物学を学び、学士号を取得。パーソナルトレーナーとしての資格を米国で1993年に取得。2001年には、Ola Grimsby Instituteにて、整形外科徒手療法学を修了し、現在、理学療法博士号取得に向けて研究論文を作成中。

 



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