第1回 (2002年4月20日)
Wound Care: 創傷ケアの実践的リハビリテーションアプローチ

蓐瘡、潰瘍、熱傷などWound Careの実践的な治療法について、ワークショップを開催しました。講義開催地は、東京の他に、埼玉県理学療法士協会西部ブロック勉強会、国際医療福祉大学にて行いました。

日本では理学療法士による物理療法などを用いた積極的な創傷治療はほとんど行われていないのが現状です。しかし、日本でもそのニーズは非常に高く、蓐瘡や潰瘍に悩む方々のグループの中には、アメリカから理学療法士を直接招き、治療の指導を受けているという現実もあります。

今回の講師、Rosaline Felipe氏は、理学療法士として米国シカゴの医療システムにおいてWound Careのリハビリテーションチーム発足に寄与するなど、臨床での豊かな経験があります。創傷の理学療法は、日本ではあまり知られていませんが、「治りにくい創傷をケアするのが、理学療法士の仕事」といっても過言ではなく、慢性化した創傷に理学療法は優れた効果があります。

Rosaline Felipe氏のWound Careに関するワークショップでは、リハビリテーションチームの立ち上げから、具体的な理学療法士の治療方法まで、臨床で実践するための知識を学ぶもので、参加者の方々より大変高い評価を頂きました。

Wound Careを深く学びたい団体の皆様へ出張でワークショップを行うことも可能です。講義をご希望の場合、まずは電子メールにてご連絡下さい。

講師紹介:
Rosaline Felipe 氏

米国理学療法士。Sherman Health Systems(アメリカ合衆国シカゴ)に 創傷ケア・整形外科系疾患の専門理学療法士として勤務。 現在、Ola Grimsby Institute DPT課程専攻。

 



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